ジョンソン&ジョンソン、ベビーパウダー問題

2018.12.15
ネットスタイル 山崎博史

ジョンソン&ジョンソンは数十年間、ベビーパウダーに潜んでいるアスベストがあることを知っていた。タルクが癌を引き起こしたと主張する数千件の訴訟に対して、J&Jは安全性を主張してきましたが、ロイターの調査によるとアスベストが混入されていることがあり、J&Jは規制当局および世間に隠蔽していたとしています。 J&Jは1972年から1975年までの3つの異なる試験所による少なくとも3回の試験でタルクにアスベストが見つかっていたことを、FDAに報告していなかったとも書いています。

すでに20年前から訴訟は起こっていますが、この手の裁判では原告側がアスベストが混入していることを証明しなければなりません。一般人である人がこれを証明することは不可能に近いので、訴訟を断念せざる得ない人が数多くいたと推察されます。

ところで、特に乳児のあせもに対する予防や対処法は、小児科医によるホームページなどにも書かれていますが、室内の温度と湿度を常にチェックすることです。温度は24度、湿度は60%と言われています。乳児は汗を出す通り道である汗腺が十分に発達していないので途中で汗が溜まってここに菌が繁殖する事により感染症を起こすと言われています。ベビーパウダーを使うとスベスベしているので母親は安心するかもしれませんが、その下で汗が滞留しています。強いあせもの場合、適切な小児科医で受診してお薬を処方してもらうことがベストです。

さて、J&Jがここまでこだわるのにはそれ相当の理由があるでしょう。そもそもベビーパウダーの売上は全体の1%にも満たないのですから、製造を中止しても業績には直接影響しませんが、11,700にはいる原告との戦いのマイナス要因になることは考えられますし、企業イメージも悪くなることは確かです。 まぁ、それにしても日本でいう「文春砲」のようです。ロイターのこの記事は非常に細かく記載されているので注意深く読み込まないといけませんね。

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